のりさんの研究室

上越教育大学 榊原範久のブログです。

「社会科教育研究」

日本社会科教育学会の学会誌「社会科教育研究」に論文が掲載されました。研究に協力いただいた皆様、ありがとうございました。 日社学の論文誌に掲載されるのは初めてです。 この論文誌に論文掲載されることは一つの目標でした。偶然にも巻頭ページから載せ…

ゼミの学びは「獲得」ではなく「参加」

今日の午後は学部ゼミ・院生ゼミ2連発。 学部ゼミでは新規加入の2年生に対し、3年生がこの1年間の研究成果のプレゼンを披露していました。 3年生はお互いの研究をブラッシュアップするために、今まで何度も議論を重ねています。そうすると自分たちで自動化し…

ICTの校内研修 byゼミ生

学校支援プロジェクトの連携協力校から、校内研修としてICT研修会の依頼を受けました。私ではなく、院生が(^^;。 私の専門分野もICTですが… 話を戻して。 研修内容としては、ICT教育が求められる社会的背景に始まり、タブレットを使った演習や、実際の実習で…

教育実習を参観

榊原ゼミに所属する5名の学部生が、3週間の小学校教育実習に行っています。 「研究授業やるので、見に来てください!」という連絡以外はしばらく音沙汰がありません。日々の実習に没頭しているのでしょう。 普段、大学生モードの彼らしか見ていませんから、…

【Society5.0に向けた教育フォーラム・edutabフォーラム】

2日間のイベントが終わりました。 5日(木)は上越教育大学附属小学校と山梨大学教育学部附属小学校を結び、AIを導入して遠隔協調学習を行いました。上越だけでも5社の報道が入り、注目の高さをうかがわせました。 そして授業関係者・参観者・大学関係者で懇親…

上越教育大学教職大学院「学び続ける教師のための研修講座」in新潟

今年度も上越教育大学の研修講座が県内各地で開催されます。 昨年度までは新潟県教育センターですべての講座を開講しておりましたが、多くの先生方に講座を体験していただこうと、県内各地で開催することとなりました。 現場の先生たちにとって学びある講座…

ICT活用の講義

アンドレアス・シュライヒャーOECD教育スキル局長の印象的な言葉 「ICTは事実上、我々の生活と仕事のあらゆる側面を抜本的に変えてきた。複雑なデジタル世界を目的を持って進むことができない生徒は、もはや周囲の経済的、社会的および文化的な生活に十分参…

ここから始まる

榊原研究室がスタート。学部3年生とM1院生を合わせた榊原研究室の第1期生が集まりました。研究室の仲間と過ごす中で、精一杯学び、遊んで、ここを離れてからも幸せな教員で居続けられる資質を身につけて欲しいと思います。自分の教員人生を振り返ると、失敗…

2019学校支援プロジェクト説明会

学校支援プロジェクト説明会が行われました(2019.4.12)。 各研究室がブースを設け、昨年度の学校支援プロジェクトの成果を新入生(M1)に伝える会です。実質、研究室選びをしているM1に対する研究室紹介を兼ねています。 私の研究室は院生がまだいません。…

入学式

平成31年度上越教育大学大学院の入学式が挙行されました。本年度は245名の院生が入学しました。 入学式の場で一人一人の呼名があり、院生は返事をして立ち上がります。 最後部の席に座って聞いていましたが、その返事から一人一人の個性や意気込みを感じまし…

教師のふるまい

昨晩、建築家の中村拓志氏が出演していた番組であるテーマが話されていました。それは 「ふるまいのデザイン」 興味深く聴き入ってしまいました。中村氏は「ふるまいとは行動。行動を促し、人を平穏へと導くことができる。ふるまいは行動の豊かさに繋がる。…

科研費

科研費(若手研究)に採択されました。「初等中等教育における批判的思考を育成する思考ツールと学習環境モデルの開発」大学教員にとって、競争的資金の獲得は仕事の1つのようになってきています。大学から支給される研究費は年々減少している状況で、自分の…

新年度を迎えて

新年度を迎えました。 朝、家を出ると霰が降っているではないですか。四月とは思えない肌寒さ。 このような天気で新年度を迎えるのはいささか残念な気持ちはありますが、春ですから、新しいことが始まります。大学では本コースに新しい先生方をお迎えし、新…

「教育reformセッション"Engine"」で学んだこと・考えたこと

3月3日(土)に名古屋で開催された「教育reformセッション"Engine"」に参加した。 https://engine.asknet.org 主催者のNPOアスクネットさんは学校と地域をつなぐ専門家として活躍されるキャリア教育コーディネーターの資格を持つ方々が運営されています。 地…

生徒指導に関する講義

学部生を対象にした「生徒指導・教育相談・進路指導」の講義を行なった。 分かりやすく、生徒指導と教育相談と進路指導を均等割りで構成されている。 将来、教職を目指す学生が所属する「教職デザインコース」の2年生が対象である。 講義の始まる段階で、生…

榊原研、出発会

日を遡りますが、19日に榊原研の出発会を行いました。場所は高田駅近くの居酒屋で。さすが若者たち、エネルギーをもらいました。 榊原研はまだ院生の受け入れはありませんので学部2年生が5名+僕を入れて6名です。小さな集団ですが、ベンチャー企業的な匂い…

学部生が5名加入

榊原研究室に男子3名、女子2名の計5名の学部生が正式に加入しました。 彼らが僕にとって初めてのゼミ生です。これからの長く続くキャリアの中で、「第1期生」というのは、感慨深いものがあります。 彼らはまだ学部二年生です。しかし順当にいけば二年半後に…

学部生の訪問

学部2年生の配属ゼミのための面談が始まっています。 学部の教職デザインコースの学生がゼミ決めのために研究室を訪れます。 今日は二人の学生と面談をしました。 学部生と面談していて、彼らなりの意識の高さに感心します。 僕自身、今でこそ、研究熱心であ…

社会科教育のトレンド

第68回日本社会科教育学会へ参加して、感じた社会科教育のトレンドについて感じた個人的なメモです。 2日間の発表題目や発表内容中の中で、キーワードとして自分がメモしたものの一覧です。複数回登場したもの、または一部の研究でのみで中心的に扱われたキ…

科研費の申請は大学教員の大切な仕事の一つなのか

「科研費の申請はもはや大学教員にとって大切な仕事の一つです。」 以前、科研費に関連した話の中でそういう発言を耳にしました。 研究費は支給されるものではなく、獲得しにいくものなのですね。 今年から大学に着任した新参者としては、かつての状況を知ら…

院生との研究相談

本年度はゼミ生を担当していません。 しかし、上越教育大学には社会科教育をご専門にされている先生はたくさんいるのですが、教職大学院には社会科教育を専門としている教員が少ないです。昨年度ご栄転されてしまったからですね。その欠員の公募で私はここに…

博士課程指導会

久しぶりの記事。 FBを書くことがあっても、ブログを更新することはあまりない。 それでなぜ書こうと思ったかというと、はてなブログから、「榊原さん、最近記事を更新していませんね」と機械的にメールが来たから。 さて、昨日は博士課程指導会だった。鳴門…

サテライト講座in愛知

愛知でのサテライト講座が終わりました。今、帰りの電車です。大雨の影響で運行中止などもあり、23時にして、まだ家路につけない。講座を企画してくれた学校だけでなく、他校からも多数ご参加いただき、アクティブ・ラーニングについて考える時間を共有でき…

大学訪問@山梨県

教職ミニ講座の開催と大学院紹介のため、大学訪問に行ってきました。 開催してくれたのは、共同で研究させていただいてる教授が務める山梨県の大学。ここの大学は教育学部はありません。しかし、教職を目指す学生のために教職免許が取得できるコースが設置さ…

博士候補認定試験

博士課程候補認定試験を受けました。 この業界は本当に奥が深いと感じた一日でもありました。 私は大学教員でありながら、博士課程に所属している身分です。 つまりまだ博士の学位を持っていないんですね。実務家教員という肩書きで大学に採用いただきました…

息子の成長

息子は虫嫌いです。 基本的にビビリな性格なもので。 今までバッタ一匹捕まえたことはありません。 正しくは、網で捕まえはするけど、それを虫かごに移すことをしたことがありません。 直接触ることが怖いんだそうです。 そんな息子が、なんとおたまじゃくし…

「選択」の重み

今日、手元に一枚の通知が届いた。 シェイクスピアの作品「ハムレット」の中のセリフ 「人生は選択の連続連続である」 この言葉を知ったのは、「ハムレット」が先ではなくて、「選択」という言葉をネットで何気なく調べていた時にハムレットに当たったという…

これで教科の『学び合い』は成功する!セミナー

東京高井戸にて、セミナーを終えました。成功する学び合いシリーズ第4弾の執筆者・実践者らが集まって、それぞれの教科ブースで発表しました。そして午後からは参加された方々が今日の発表者を交えてアクティブ・ラーニング デザインシートを作成する活動を…

新任研修

一日中、大学教員の新任職員研修でした。 学長の大学の設置理念や経営方針の講義に始まり、およそ大学の運営母体となっている内容について話を聞きました。 大学という場所に勤めるようになって初めて知ることが本当に多いです。特に、国との関係性や地域と…

始まり

2018年4月1日から、上越教育大学の教職大学院で勤めることになりました。 昨年度までは愛知県の公立中学校で教員をしていました。 「退職」の反響は大きく、周りの方たちに多大なご迷惑をかけ、そして温かくお力添えをいただきました。今まで関わっていただ…