のりさんの研究室

上越教育大学 榊原範久のブログです。

日本教育工学会2024春季全国大会

JSET2024年春季全国大会に参加し、発表をしてきました。 大会ではお会いしたかった研究者の皆様と話したり、発表を聞いたりして大きな刺激をいただきました。また、来年度からの共同研究の話もできました。 そして、ゼミ生たちとの共同研究を発表できたこと…

日本教育工学会論文誌にゼミ生の論文掲載

昨年12月末に、ゼミ生の論文が日本教育工学会論文誌で発表されました。 今回の論文の採録・発表は私にとって、ひと際嬉しいことでした。 教職大学院には「修士論文」が課されていません。そのため、論文書くということ自体が院生の意思による選択となってい…

「生成AIの活用」に関する教員研修

新潟県教育委員会から依頼を受け、県内の高等学校にて「生成AIの活用」に関する教員研修を行いました。 参加された先生たちは、自分の端末でChatGPTにログインして、実際に使いながらの研修に参加してもらいました。 初めて使う先生はChatGPTの回答に感動し…

榊原ゼミに日本大学商学部の皆さんが参加

日本大学商学部の先生や学生22名が上越教育大学教職大学院を訪問してくれました。 施設見学や大学院説明を受けたのち、午後から90分程度、榊原ゼミに参加です。 日大の学生たちは、大変積極的で、コミュ力が高く、ゼミ生らとすぐに打ち解けていました。 ICT…

越境の価値

午前中、長野県山ノ内町で授業参観、午後から上越にて合同ゼミ。 信州大学の佐藤和紀研究室の皆さんと一緒に学び合いました。 個人研究を学会スタイルでプレゼンにまとめたり、原稿にまとめたりしてグループで議論を重ねました。東北大学の堀田龍也先生にも…

授業参観@横須賀

横須賀市で中学校の先生をしている修了生の授業研究会&校内研修に参加しました。 3年目の教員ですが、全校を巻き込んで自ら授業公開をして、校内研修を企画しています。 この行動力が何より素晴らしいと思います。 私としても、学校を少しでも良くしていきた…

授業参観@茅ヶ崎

神奈川県の中学校へ授業参観へ行きました。今回の公開授業の授業者の先生とは大学院時代からの関わりになります。彼の授業をゼミ生に見せたくて、ゼミ生を引き連れて行ってきました。 『学び合い』の実践ですが、そのセオリーを超えて、自分なりの形を実現し…

ゼミの選択

新入生のM1にとって、ゼミの選択はいい意味で大きな悩みのタネです。 「どの先生も魅力的で迷います」(発話ママ) M1の新入生がそのように話をしていました。 ありがたいですね。 確かにどの指導教官につき、どのゼミに入るかは需要な選択です。 どのゼミに…

講義 教科におけるICT活用論

大学院の科目で「教科におけるICT活用論」を担当しています。 選択科目で、この科目に興味のある院生だけが履修する講義です。 全15コマ、全てICT活用分野の理論と実践で詰めれるので、私としてはやりがいのある講義です。 今年は履修した院生に特徴がありま…

信州大学にて 佐藤研究室と合同ゼミ

先週の話になりますが、7日(金)にゼミ生と一緒に信州大学へ行ってきました。 目的は合同ゼミの実施。信州大学の佐藤研究室(佐藤和紀先生)と上越教育大学の榊原研究室の合同です。 お互いに、教育実践研究に熱心に取り組んでいる研究室(だと勝手に思ってい…

インターネットの付き合い方 〜学校保健委員会で講演〜

小学校の学校保健委員会の講師としてお招きいただき、参加しました。 タイトルは「自分と仲間を守るインターネットの付き合い方」 2部制で行い、前半は子ども&保護者の部、後半は保護者全体の部。 対面での実施です。 最近、オンライン研修に逃げていたので…

NITS・妙高市教育委員会・上越教育大学教職大学院コラボ研修

NITS(独立行政法人教職員支援機構)から支援を受け、妙高市教育委員会と連携してICT教員研修を実施している。 私のICT活用研究の一環でもあり「教育委員会・学校・大学の三位一体の協働の実現」を同時に目指している。 対象は、市内の小中総合支援学校の教…

妙高市情報部会研修会

GIGAスクール構想に伴い、市内12小中学校で1人1台の端末と大型ティスプレイの設置、大容量の高速インターネット接続が可能になって、授業は大きく変化しています。 皆さんの学校の学習環境はどのように変化したでしょうか。 今日は妙高市の情報部会の研修会…

新しい教科書に、新しい教材

新しい年度が始まりました。 期待に胸を膨らませ、今年度はどうやって授業をしていこうか、と考えられている先生も多いことと思います。 中学校は新しい学習指導要領が全面実施となり、教科書が一新されます。 それに伴って授業を「主体的・対話的で、深い学…

中有学校社会科教材 秀学社「研究ノート」

中学校社会科の学校図書教材を監修させていただきました。 秀学社さんより、「研究ノート」(歴史1,歴史2・3,地理1,地理2,公民)のタイトルで、4月に5冊発刊します。 日本文教出版(日文)の中学社会科教科書の完全準拠版です。 完全準拠版の教材とは、教科…

榊原研究室のHP

ゼミ生が研究室のホームページの運営をしています。 毎週の院生ゼミ・学部ゼミの活動の感想やその活動の写真が掲載されています。 彼らが協働の中で学ぶ様子が分かります。 sakakibara-lab.jimdofree.com 2年前、5名で始まった研究室ですが、今では21名にな…

卒業研究発表会

学部4年生の卒業研究発表会が行われ、5名が発表しました。 先週、ゼミでリハーサルを行ってから一週間がたち、自主的に何度も集まって、リハーサルを繰り返し、修正を重ねたと聞きました。 今日の発表では、スライドの視覚的工夫や発表の態度が格段に良くな…

先輩からの置き土産

今月の学部ゼミでは、3年生による卒業研究に関する「問題の所在」の発表が行われています。 3年生は20本以上の論文を読み、自分のしたい研究のイメージをフォーカスさせる内容でプレゼンしています。 発表を聴いて、私としては3年生のこの時期なら満足いく内…

学校支援プロジェクト 遠隔授業実践

学校支援プロジェクトがいよいよ終わりに近づいてきました。 学校支援プロジェクトとは,上越教育大学の教職大学院が行っている学校実習の名称です。 院生たちは後期の150時間を連携協力校で実践を行います。 www.juen.ac.jp 榊原研究室で、院生たちに与えて…

教員採用試験

教員採用試験の一次試験がありました。 「試験、終わりました。」と、院生・学生らが研究室を訪ねにきました。 出来栄えの感触は、それぞれなようでした。 それでもみんな共通していたのは、晴れやかな表情であったこと。 きっと教採のこの日まで、膨大な時…

小学校の新しい教科書

令和2年度から、新しい学習指導要領の全面実施に伴い、小学校では新しい教科書が使用されています。 昨年度と本年度の新旧小学校社会科教科書を3社分揃えて、その変化を院生ゼミの時間に検証していきました。 「つまらなさそー」という声が聞こえてきそうで…

新入生オリエンテーション

上越高田の桜はいつもと変わらず見頃を迎えています。 普段であれば、この満開の桜に迎えられ、歓迎ムード一色で開かれる入学式やオリエンテーションです。 しかし、新型コロナウイルスの影響で、今年度の入学式は中止。オリエンテーションのみ行い、その後…

博士の学位取得

博士(学校教育学)の学位を取得することができました。指導教官の水落先生にはこれまでたくさんのご指導をいただきました。また、先生とはこれまで全国津々浦々、学会や研修会にご一緒させていただきました。 その中でたくさんのことを経験し、それが今に繋が…

修了の日

本来なら、今日は大学院2年生(M2)の修了式が行われるはずだった日。 修了式はこの度のコロナウイルスの拡大を受け、残念ながら中止です。 春分の日でもあり(天候は春の嵐でしたが)、きっとたくさんの笑顔と涙の中での旅立ちの日になったことでしょう。 …

学部生の訪問

学部2年生からこんなメールがありました。 *********** 榊原先生 本をお借りしたく、メールさせていただきました。 TSUTAYAに行ったのですが、どの本に手をつけていいのか選べずに困っています…(笑) お時間ありましたら、研究室の方へ伺いたいです。 よろし…

ゼミにおける異学年交流の「協働」の価値

榊原研、水落研、大島研で合同ゼミを行いました。 明日の学校支援プロジェクトセミナーのリハを兼ねています。 今日のゼミには、文部科学省総合教育政策局の教員養成企画室から、金郁夫室長補佐が視察に来られました。 我々教員にとっても、院生、学部生にと…

学部卒業研究発表会

学部生の卒業研究発表会が行われました。 大学院の担当教員ですが、学部生もゼミ生として受け持っています。 榊原研には、10名の学部生が所属していますが、まだ4年生はいません。 今日は7名の発表を聞きました。 いずれも創造性に溢れるものばかりでした。…

校内研修に参加

神奈川県の中学校にて、校内研修に呼んでいただきました。今回の目的は2つ。 上越教育大学教職大学院修了生の先生の授業を参観すること。 もう一つは講演で「未来に必要な資質・能力ー批判的思考の育成-」をテーマに話しました。博士課程の研究でやってき…

「社会科教育研究」

日本社会科教育学会の学会誌「社会科教育研究」に論文が掲載されました。研究に協力いただいた皆様、ありがとうございました。 日社学の論文誌に掲載されるのは初めてです。 この論文誌に論文掲載されることは一つの目標でした。偶然にも巻頭ページから載せ…

ゼミの学びは「獲得」ではなく「参加」

今日の午後は学部ゼミ・院生ゼミ2連発。 学部ゼミでは新規加入の2年生に対し、3年生がこの1年間の研究成果のプレゼンを披露していました。 3年生はお互いの研究をブラッシュアップするために、今まで何度も議論を重ねています。そうすると自分たちで自動化し…