研究室から外を眺めると、入れ替わり立ち替わり引っ越しのためのバンやトラックが学生寮に横付けされています。
新生活を心待ちにしているであろう学生・院生たちの姿を遠目で見かけます。
私の方はというと、上越教育大学に着任して7年目のスタートです。新鮮さはあまりありませんが、4月という出会いの季節にはいつもワクワクします。
昨年度、教授に昇任したことで、大学内の委員会等の仕事が一気に増えました。また、学外での教員研修の仕事や教育委員会との仕事、ICT関係の委員の仕事、他大学との連携など外の仕事も充実していました。
それでも、ゼミ生との時間を一番大事にしてきた1年でした。毎週のゼミに加えて、全国へ出かけて研究授業の参観や学会発表などで、ゼミ生たちと一緒に学びに没頭することができました。
そして昨年度は、榊原ゼミから13名の新任教員と2名の現職教員の計15名を輩出しました。ぜひ、幸せな教員になって欲しいと願います。
榊原研のゼミ生に課しているミッションがあります。それは「幸せな教員になる」ための力を身につけることです。あえて「幸せな子供を育てる教員になる」とはしていません。
いつも笑っていて、元気があって、授業を楽しんでいる教員。そんなもとで、自然と幸せな子どもは育っていくのです。
幸せな教員にになるために次の4つの力を高めるゼミ運営をしています。それは、
・実践力
・研究力
・人間力
・繋がる力
です。四つ目は何ですか、とよく聞かれます。
これらについては一つ一つ思いがあるので、また追ってお話ししていきたいと思います。
高田の桜は、まだ蕾の様子です。
今年度はどんな出会いの花が開くか。
皆さんにとっても素敵な新年度のスタートでありますように。