学部2年生の配属ゼミのための面談が始まっています。
学部の教職デザインコースの学生がゼミ決めのために研究室を訪れます。
今日は二人の学生と面談をしました。
学部生と面談していて、彼らなりの意識の高さに感心します。
僕自身、今でこそ、研究熱心であるし、教育について熱く語るし、興味も多方面に向いている。しかし、「今でこそ」です。
卒業研究に関してすでに興味の方向性があるという話。
教師になるという将来の目標のために今から実行していることの話。
前向きでプラスなエネルギーに溢れ、話しているこちらまで元気をもらいます。
一方で、自分に自信がないという話を聞きました。
周りの友達の能力に圧倒されるという話を聞きました。
これはこれで大切な感覚です。そういう感覚を謙虚に持ちながら、ある部分でみんなには負けない自分のストロングポイントが語れるようになってほしいなと思います。
学生と面談をしていて、こちらの情報を話す中で、自分の理想を語ります。
その中で、ふと自分の存在意義というか、役割を客観的に考えます。
教員養成に携わる教育大学の教員としてできることは何か。
・目の前の子どもを幸せにできる先生を育てること。
・自分自身も幸せになれる先生を育てること。
この二つが切実に思う今の自分の理想だと、今日の面談の中で逆に気づかされたことです。このための手立てが必要ですね。今までの教員生活のたくさんの失敗と少しの成功を総動員して伝えていきたいことです。
さて、12月になると学生の配属が決まります。僕と一緒に学びたいと思う学生を受け入れたいです。
担当教員として時に厳しく、時に優しく、共によく遊び、共によく学ぶ、そして幸せな教員になれる資質と能力を身につけさせる。始まり前の決意です。
あと、「榊原研究室」この長い呼び名をなんとかしたいところです。