先週の話になりますが、7日(金)にゼミ生と一緒に信州大学へ行ってきました。
目的は合同ゼミの実施。信州大学の佐藤研究室(佐藤和紀先生)と上越教育大学の榊原研究室の合同です。
お互いに、教育実践研究に熱心に取り組んでいる研究室(だと勝手に思っている)ですので、話は合うだろうな、くらいに想定していました。
しかしその想定を超えたゼミとなりました。初対面とは思えないくらいに活発な議論で盛り上がったわけです。
司会進行は各ゼミ長が共同して務めました。
佐藤和紀先生の始まりの挨拶からスタートです(写真)。
まずは自己紹介を兼ねたワークショップを行いました。セミナー室のあちこちで小グループができ、自己紹介と研究の興味関心を挙げながら相互交流が始まりました。ゼミ生たちの話の勢いが止められずあっという間の20分。
次にこれまでの研究成果の発表と検討を4、5名ずつのグループに分かれて行いました。
多くのゼミ生は学会発表を経験しているので、各自が個人研究のネタを持っています。学会発表のスライドや投稿論文の原稿などを用いました。それを叩き台に研究の検討会です。
一人20分程度の持ち時間でしたが、交代の合図のタイマーが聞こえないほどに議論が盛り上がっていました。
合同ゼミの後は懇親会。こちらもまた盛り上がりました。コロナ禍で忘れかけていた学生の熱のある飲み会を体感しました笑
実は、私と佐藤先生の仲は長いものではありません。昨年度の2月にセミナーでご一緒したのがきっかけでした。
ただ、お互いの論文や著書の中で知り合っていました。私はこれまでに何度も佐藤先生の著書や論文を引用しています。大変多くの学びをもらっていました。そして教育工学の分野の同世代の研究者で、精力的にご活躍されている方として、尊敬していました。そんな佐藤先生ご自身も、榊原の論文を読んだことがあったとのことでした。そして、お互いのホームページやブログを調べ、どんな人物かを事前にリサーチし「会おう」という運びになりました。
今回の合同ゼミは「研究」が繋いだ縁で実現しました。研究の面白さをまた別の側面から感じた1日でした。次回は上越がホストになって合同ゼミを開催します。