上越高田の桜はいつもと変わらず見頃を迎えています。
普段であれば、この満開の桜に迎えられ、歓迎ムード一色で開かれる入学式やオリエンテーションです。
しかし、新型コロナウイルスの影響で、今年度の入学式は中止。オリエンテーションのみ行い、その後2週間の休校期間に入ります。
全員がマスクをつけ、隣と会話ができないほどの広い間隔をあけ、いわゆるソーシャルディスタンスを確保して実施しました。窓は全開で、時より冷たい風が教室を通り抜けていきました。
マスクをつけていて新入生たちの表情ははっきりとはわかりませんでしたが、例年の4月の明るい雰囲気とは違い、重い印象を受けました。
気分が晴れないのは仕方ないです。自粛が続く非常事態ですから。
大切なことは感染の拡大を防ぎ、みんなが健康でいられるようにお互いが我慢する時です。
しかし、教員の立場として、その雰囲気に合わせて、こちらも暗く、重い空気を醸し出していては、新入生に申し訳ないと思います。
彼らは大学院へ進学し、この4月のスタートに大きな期待を寄せていたに違いありません。
この状況下でも、ゼミはオンラインで進行中です。
ゼミ生とは個人対応も電話やオンラインで行っています。
適度な緊張感もあり、学生からは好評です。
「学びを止めないこと」
この状況下で、できる限りの取り組みを模索し、実行していきます。
新入生の皆さんにも、コースのアドバイザーたちの連絡先が配られました。
自分の学びたい分野のアドバイザー、興味のあるアドバイザーと連絡できるように、ガイダンスで連絡がありました。
面識もないため、ハードルは高いと思いますが、新入生たちが動き出せるようこれからも支援していきます。